DXマネージャーKさんの驚くべきビジョン
先日、とある大会社のロボティクス推進担当にインタビューをした。その会社は社長のリーダーシップのもと、果敢にロボティクスを推進している会社で、すでにさまざまなロボットを現場に導入しており、この日も新しい広告ロボットをどのように活用していくか、というテーマについて熱い議論が戦わされていた。
突然、DXマネージャーのKさんが言った。「チンドンのロボティクスを進めたい」
その場にいた人々は耳を疑った。聞いてみると、チンドンとはあの「チンドン屋さん」のことだった。Kさんは北陸の出身で、北陸はチンドン屋の本場であり、郷土愛あふれるKさんは改めて「ロボットでチンドン屋をやりたいのだが、可能だろうか?」と強い声で問いかけた。
結局、Kさんのアイデアは唐突すぎ、また大企業のロボティクス推進戦略として「チンドンDX」というアイデアは理解を得ることができず、その場では却下(というよりもスルー)されてしまう事になる。話題はそのままサイネージを活用した広告ロボットの導入の話に進んでいったが、Kさんの斬新なビジョンに強烈なインパクトを受けた筆者は、どうしても気になってしまい、会議終了後にKさんを質問責めにした。
筆者自身、タイムリーにチンドン屋を見たことがなく、昭和のはじめにあった古い職業というくらいの印象しかない。KさんはDX担当マネージャーという肩書だが、おしゃれで年齢も若く、今時の若者の世代に属する。そんなKさんから聞いた令和のチンドン業界の盛り上がりと、「ちんどん屋ロボティクス構想」に著者は心から驚愕した。
Kさんの哲学とビジョンに深く感動した弊誌は、これから5回にわたり、チンドンのロボティクスを推進する人々に密着し、静かな盛り上がりを見せる日本のチンドン文化を追いかける事にした。


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