人気アプリ「B612」が進化!? ARのコア技術を持つKudanとLINE業務提携

ロボティア編集部2017年6月22日(木曜日)

 拡張現実(AR)のコア技術であるコンピュータビジョン技術(以下CV技術)を提供しているKudanが、LINEと業務提携を結んだ。 今後、Kudanの技術により、LINEの自撮りカメラアプリ「B612」の最新機能であるARフィルターを拡充し、次世代のユーザー体験を実現したい意向だ。

「B612」は2014年8月にサービスが開始され、 2017年1月29日時点で世界累計ダウンロード数は3億件を越えるなど、すでに多くのユーザーが利用している。多彩なフィルターを使用して、自分好みの写真や動画を撮影することができるカメラアプリだ。その一機能であるARフィルターは、カメラ越しに見えるいつもの風景を、一味違った写真や動画に加工。カメラを通して幻想的な空間を再現できる。

 LINEと業務提携するKudanは、独自開発のVisual SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)技術をコアに、AR/MR/VR、IoT、ロボティクス向けに空間認識技術を提供している。Visual SLAM技術を用いることで、デバイスの位置の認識と周囲の環境地図の作成を、カメラの2次元の画像のみを用いて、瞬時かつ高精度に行うことが可能となる。また同技術は、iOSやAndroidに対してクロスプラットフォーム、かつ専用デバイスに依存しない高度で汎用性の高い技術となっている。

記事提供:GET AR
原文:KudanとLINEが業務提携、カメラアプリ「B612」のAR機能の拡充を図る

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