ロボット警備員に犯罪抑止の力なし?米大学が実験結果を公表

ロボティア編集部2016年9月9日(金曜日)

 なお、今回の実験結果は、先月ニューヨークで開催されたIEEE(米国電気電子学会Institute of Electrical and Electronics Engineers)ロボットと人間のインタラクティブコミュニケーションに関する国際シンポジウムで、ホフマン氏らが公表している。

 米タフツ大学(Tufts University)のマティアス・シュウツ(Matthias Scheutz)氏は「人間はロボットに見られることはありえても、ロボットに抗議されたり、訴えられたりすることを考えていない」とし、結果について当然だと指摘している。またニュージーランド・カンタベリー大学(University of Canterbury)のショーン・ウェルシュ(Sean Welsh)氏も基本的には同意見で、「クッキーに手を伸ばした人にロボットが顔を向け、ダメという表情で抗議の音を出したらどうか」と、研究の条件を加えることを提案している。

 一方、実験チームの一員である、カーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)のジョディ・フォアリッジ(Jodi Forlizzi)氏は、「ロボットのルックスや振る舞い方をほんの少し変えるだけで、人がロボットを見る目は大きく影響される。ロボットに、紺の制服やバッジつけ、警備員の格好をさせるだけでも役立つのでは」と意見を語った。