ロボット工場化を進めるアディダス...24年ぶりに独で生産再開

ロボティア編集部2016年5月29日(日曜日)

スピードファクトリー2
photo by adidas

 アディダスのスピードファクトリーについては、人件費の削減だけが目的の工場と理解すべきではないかもしれない。スピードファクトリーでは、工場が24時間稼働可能な状況にあることを前提に、製品のトレンドを分析して、デザイン部署や生産ラインにリアルタイムで反映させることができる。つまり、ロボットとデジタル、IoT技術が複合的に作用した、これまでにないスピードと競争力を持った工場という理解が、おそらく正しいだろう。

 ドイツでは、そのようなロボットとデジタル技術を利用して高度な製品を生産する「インダストリー4.0」の動きが産業界全般に広がっている。アディダスは、ロボット生産のほか、店舗で3Dプリンタを用いて、消費者が望むスニーカーを選ぶことができようにするなど、最新技術とサービス、トレンドを導入している。

 なお、アディダスの最高経営責任者ヘルベルト・ハイナー氏は「アジアの下請け業者をすぐにロボット工場で代替するものではない」と強調。欧米メディアによれば、現地の中国企業は取材要請を拒否、もしくは欧米で進む生産体制のロボット工場化に気づいていないようだと報じられている。

>>【過去記事】アディダスがロボット工場・スピードファクトリーを準備中