
一方、オーストラリアのクイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology)の研究者は、コアラなど野生動物を空から観察・保護する人工知能ドローンを開発中だという。この熱感知カメラを搭載したドローンは、人工知能の判断で有用なデータを転送。野生動物の個体数変化の分析を促す。開発が成功すれば、絶滅の危機に瀕している動物種の移住計画を組んだり、生態系を撹乱させる種を制御するための計画策定に寄与すると期待されている。
ビジネスとしてはすでに、IBMが開発・アップグレードを進めている人工知能「ワトソン(Watoson)」が、気象予測の領域で人間には気づかなかった問題点を発見したり、中国・韓国政府と協力しPM2.5の影響を緩和する用途で使用されている。
環境問題は人類の課題としてだけではなく、ビジネスとしても“金脈”と言われている。その分野の発展に人工知能がどんな影響を及ぼすのか。世界では着々と研究・開発・商業化が進められつつある。
