
―ドローンの機体は自社で製作しているのでしょうか
パーツなどはそれぞれ買って組み合わせていますが、基本的に自社で製作しています。もともと、ドローンを使ったプロジェクトを構想する段階で、ダンサーと共演するということを決めていました。そのため、台数が多くなることや、接触などのアクシデントも想定していて、なるべく小さくて、軽量なものを作るように心掛けてきました。
ドローンやそのシステムに関しては、試行錯誤や改良を2~3年ほど続け、機体も5~6種類製作しています。舞台やパフォーマンスは、内容や環境が都度異なりますので、その時々に合わせてカスタマイズして作りこんでいます。現在、カスタマイズする場合にパーツを集めやすい環境、組み合わせが整いつつあり、フレームだけ自分たちで設計して3Dプリンタで出力するような形です。細かなカスタマイズができるのは、ドローンの利点のひとつになるのではないでしょうか。

―舞台にドローンを導入する際は、その経路や動きなどを事前にプログラムして、完全に自立飛行させるのでしょうか。もしくは、オペレータがマニュアル操作するのでしょうか。
技術的にはどちらも対応可能です。が、実際には事前にプログラミングした自律飛行が多いです。そのドローンのアクションに合わせて、アーティスト側が動きを合わせる形ですね。特に楽曲が決まっている場合は、そちらのパターンかなと。「MAYA(3次元コンピュータグラフィックスソフトウェア)」などで動きを作って、その座標データをドローンに送信したりなど、いくつかの方法を駆使しています。一方で、人物の動きをリアルタイムに解析して、その動きにドローンを合わせるという手法も使えます。
