NYT「ウォールストリートに人工知能ロボットが侵攻」

ロボティア編集部2016年2月28日(日曜日)

Wall street
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 Kenshoのような人工知能ロボットの登場は、金融界の大量失業を予期させる。 2013年、英オックスフォード大学の研究では、米国の雇用の約47%がロボットに置き換えられると予想されたが、なかでも金融業界は54%で平均より高い数字が見込まれていた。 

 情報の収集および分析に関わる職種は、ロボットの方が得意だ。ナドラー氏は「多くのベンチャー企業が金融プログラムの開発に飛び込んでいる」とし「今後10年以内にKenshoのような人工知能プログラムが、金融界の仕事の半分を奪う」と警告した。 

Daniel nadler
ダニエル・ナドラー氏 photo by CNBC

 Kenshoは、ハーバード大学を卒業したナドラー氏らが2013年に設立したベンチャー企業で、従業員の数はわずか50人だ。昨年夏には、グローバル投資銀行JPモルガン、米銀行最大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)ともプログラムの供給契約を締結した。ナドラー氏は「私たちが大規模な雇用を破壊するという事実は自覚している(中略)ロボットに対する政府の規制がなければ、労働界の被害は非常に大きくなるだろう」とニューヨークタイムズに述べている。

(ロボティア編集部)