人工知能でスマホ画像を一眼レフの画質に変換...スイス大学が技術開発

ロボティア編集部2017年11月2日(木曜日)

Photo by computer visio Lab

スイス・チューリッヒ工科大学コンピュータビジョン研究所が、人工ニューラルネットワークを活用し、スマートフォンで撮影された画像を、デジタル一眼レフカメラで撮影されたような画質に変える技術を開発したと29日に発表した。

同技術は、スマートフォンで撮影された写真の明るさや色を、デジタル一眼レフカメラで撮影されたもののように変更してくれる。ただし、元の写真の画質や解像度を高めることはできない。

研究所は、人工ニューラルネットワークで構成されたコンピュータシステムに、膨大な量の写真データを入力。元の写真をどう変化させればよいか学習させたと説明している。加えて、今後は、単純な写真補正の域を超えて、写真を撮影する瞬間にAIを介入させ、より良い写真を撮ることができようにするなどの目標を打ち出している。