"溶ける水中ドローン"にトビウオ型魚雷…英海軍の近未来「潜水艦システム」計画がすごい

ロボティア編集部2017年9月5日(火曜日)

 さらに、このウナギ型UUVからは「マイクロドローン」が発射される。この小さい自立型の機体は敵の船や潜水艦を追跡し、接近することが可能。このマイクロドローンのすごいところは行動が完了したら、“自然消滅”するところだ。機体は塩水に溶ける特殊なポリマーからできており、一定期間を過ぎると溶けてなくなってしまうのだ(ただし英海軍は「現時点で実現可能な技術ではない」としている)。

 そして最後は「自律型魚雷」だ。母船から発射されるこの魚雷はいわばトビウオ型とも言うべきか、水中に潜ったり、ジャンプして空中に顔を出したりして、水面に沿って潜水(飛行)する。敵のレーダーは、こうした動きを捉えることが極めて困難になる。もし敵に発見されても、水中深くに潜ってしまうので、いずれにせよ敵から発見される可能性はゼロに近いという。潜水時は内蔵電池、空中ではマイクロタービンを動力とする。

 英海軍の担当者はBBCの取材に対し、「我々は世界で最も高度な技術を持つ軍隊の1つである。それはこうした独創的で挑戦的なアイデアを生み出すことができるからだ」と述べている。かつて世界の海を制覇した英海軍は、将来的、再び海洋国家として復活するかもしれない。